中国・韓国の人気若手俳優を主演に迎え、金庸文学の最高峰をドラマ化! 江湖に身を投じた若き英雄たちの運命がひとつに重なる時、大河の如き雄大な物語がほとばしる! ! 「天龍八部」は、武侠作家・金庸8番目の小説。完成までに足かけ4年の歳月を要した、金庸の作品中、最大の長編である。複数の主人公たちのエピソードが重層的にからみ合う構成を持ち、宋・遼・大理・西夏・吐蕃…といった国や民族をまたいで壮大なストーリー展開を見せる本作を“金庸文学の最高峰"とする声も多く、作者自身も最愛の作品として挙げている。日本での人気も高く、チャンネルnecoで実施され総投票数1,6000票を超える盛り上がりを見せた“武侠ドラマ総選挙"では、フー・ジュン(『レッドクリフ』『孫文の義士団』)主演版が堂々の第3位に。5度目のドラマ化となる本シリーズは、2005年に発表された最新改訂版をもとにした初めての映像化作品なので、前作に親しんだ武侠ファンにも、新鮮な驚きをもたらすことだろう。 本作に登場する3人の主人公を演じるのは、中韓の人気俳優たち。丐幇の若き幇主・喬峰(きょう・ほう)役には、『天涯明月刀』『鹿鼎記』といった数々の武侠ドラマへの出演で知られるウォレス・チョン。ワイルドな風貌は、まさに豪傑・喬峰のイメージにぴったりだ。武芸の名門に生まれながら琴棋書画を好む大理国王子・段誉(だん・よ)に扮するのは、韓国のアイドルグループ“SUPER JUNIOR"のキム・キボム。正義感は強いが平和を愛する好人物、美女との出会いと別れを繰り返す優男というキャラクターを好演している。慈悲深く純朴な少林僧・虚竹(こ・ちく)は、『月下の恋歌』『蘭陵王』『宮廷女官 若㬢』ほか、人気ドラマへの出演が相次ぐハン・ドンが演じている。原作では風采の上がらない男として描写されているが、精悍なマスクのハン・ドンは数奇な運命に翻弄されて苦悩する若き僧の姿を見事に体現している。加えて、前作で段誉を演じたジミー・リンと共に“台湾四小天王"の1人に数えられるアレック・スー、往年のクンフー・スター レオン・カーヤンなど、共演者も豪華だ。 過去にも金庸の「笑傲江湖」「神鵰侠侶」「倚天屠龍記」を原作とした武侠ドラマを手掛けてきたライ・シュイチンが総監督を務め、アクション監督として名高いマー・ヨクセンや台湾の著名な作曲家リウ・ジアチャンなど、腕利きのスタッフたちが集結。香港映画界で活躍し、香港電影金像を始め多くの映画祭で受賞歴を持つイー・チュンマンがデザインした衣装は、物語にきらびやかな彩りを添えている。本国での放送時には、“武・侠・情・義の全てを兼ね備えた傑作! "とのコメントが寄せられるなど、多くの視聴者を魅了した話題作。流転し、からみ合い、大河の如く若者たちを飲みこんでいく運命――壮大なる物語の世界を堪能していただきたい。